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休業中の剣道図書のすすめ


2020年05月05日

コロナ休業中の読書のすすめとして、以下の剣道図書を掲載します

1 「剣道試合・審判規則 剣道試合・審判細則」

                                    全日本剣道連盟

2 「剣道試合・審判・運営要領の手引き」

                                    全日本剣道連盟

3 「日本剣道形解説書」

                                    全日本剣道連盟

4 「剣道講習会資料」

                                    全日本剣道連盟

5 「剣 窓」

                                    全日本剣道連盟

その他「剣道図書」として、時間があれば以下のものもどうでしょうか

6 「百回稽古 持田盛二範士―小川忠太郎範士」 

                             2000年 体育とスポーツ出版社

[概要]昭和29年11月持田範士(69歳)-小川範士(53歳)から昭和36年11月持田範士(76歳)-小川範士(60歳)に至るまでの足かけ7年間百回に及ぶ稽古の小川範士による記録。

単なる稽古の記録ではなくて、稽古に臨む工夫(工)、実際の立会(錬)、反省・課題(習)という「三摩の位」を実践した記録である 高段者の剣道に至るバイブル書

[内容]⓵構え:大正眼、三角矩、屈伸の中段

    ⓶間合:遠間、触刃、交刃、一足一刀

    ⓷攻め 1気攻め:丹田(上丹田、下丹田)、赫機(かくき)、浩然の気

        2剣先による攻め:拳攻め、小さい間合、浮木、龍尾返し

    ④攻防:懸待一致(懸中待、待中懸)

    ⑤持田範士の技 1面:切っ先を上げて面、ぐうっと攻めて真面

            2小手:(気の起こりを)小手、出小手

            3胴:(面に出た所を)なやして胴、突から胴、剣先を上から押え胴

            4突:(剣先を下げた所)片手突、(技を出そうとする所)真直ぐ諸手突

7 「剣道は乗って勝つ」      岩立三郎範士    

                             2015年 体育とスポーツ出版社

[概要]技術面での細部に至るまでのアドバイス、高段者への登竜門となる解説書

[内容]⓵左足:左のひかがみを張って、左膝、左腰、背中のラインをつくる 目線が一定となり

        構えが定まる

    ⓶技 1面…出ばな面:上から乗る 小指・薬指で振り上げる 右足は相手中心に運ぶ 

          最短距離で打つ

           仕かけて面:構えの変化を察知 打ち間を知る 身幅で中心を取る 

               きざしを消す

       2小手…出ばな小手:きざしを打つ 右肩どうし右足どうしぶつける 

                 相手の刃部に跳び込む 目線一定

       3胴…返し胴:打突前の攻め 前方で受ける 技を待たない 遠間から打たせる

    ⓷剣先:剣先の強さは地力の強さ、左半身を安定させ竹刀の身幅で勝負する

    ④溜め:打突の機会を探すことが溜め、積極的な攻めにつながる溜めが重要

    ⑤手の内:親指と人差し指の力は抜く、常に斬り手で竹刀操作ができること

8 「冷暖自知」      小森園正雄先生口述録  

                              1997年 体育とスポーツ出版社

[概要]剣道の理論的考察及び技術論(術理)を中心とした剣道を高みへと導いてくれる書

[内容]⓵剣道の学び方:正師に就く、道を求める態度

    ⓶稽古の在り方:稽古をお願いする意義、稽古における意識の持ち方、稽古後の反省

    ⓷気について:気と機、稽古における気の在り方

    ④術理 1構え:蹲踞と気力、心気力一致、左手握りの納まり、技の発動、目付け、

           掛声、剣先の付け所

        2攻め:隙を求める、気で先をとる、中心をとる、有利な間合を展開する、

           三殺法、懸待一致

        3間合:三つの間合(一足一刀、遠間、近間)

           真(生死即決の間)・行(勝負をかける間合)・

           草(千変万化の技を出し得る間合)の間合

        4打突の機会:攻めて変化する所、起こり頭、受け止めた所、誘って打つ、

              孤疑心のある所、せかせて

        5打突の機会と技の選択:動かない所、動くきざし、技の初動、技の途中、

                   技の終末局面、技の尽きた所

9 「剣 談」        山内冨雄先生言行録   

                                    2001年 島津書房

[概要]山内冨雄先生が日本体育大学で指導された、剣の心、剣の理、剣の行について、先生の剣道観から語られた書

[内容]⓵「静極まれば動に発す」:相手と向かい合ったとき、どこまでも自分を静に追い込んで

                 いく それが頂点に達したときパッと出る

    ⓶八段予備審査を見学して:1左足が外を向くのは気持ちが緩んでいる証拠

                 2相手の動きに対する打つ時期を考える 打つべき好機を

                  探るのが大切

                 3受ける太刀は打つ太刀にする

                 4相手の動きの起こりをすかさず打突する

10 「おとなの剣道上達講座」 波多野登志夫 先生    

                              2013年 スキージャーナル(株)

[概要]剣道基本から技の使い方まで、強い剣道を目指すための書

[内容]⓵竹刀の握り方:右手親指第一関節内側でしっかり握り、他の四本も柄に密着させる

    ⓶返し胴:生涯剣道のために覚えておきたい返し胴、打ち方は上から下へ切り下ろす

    ⓷昇段審査:試合より稽古が強い剣士に、姿勢がいい・打ちがいい・構えがいい剣道、

          審査を想定した稽古

    ④突き:下を攻めて小手を攻めてきたと思わせ、剣先が開いたところを突く

    ⑤ひとり稽古:打ち込み台を使って、素振り

                            [総務委員会]